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【本】新しい太陽の書:ジーン・ウルフ

ここ最近、新しい太陽の書シリーズが小畑健カバーでリニューアルしたようですが、表紙につられて買った人がはたしてどれくらい最後まで読めたのか少しいやかなり不安です。

というのも、この本、非常に中身が濃く、一行一行が重たくって、私が過去に全4冊読んだ時は読み終わるまで二ヶ月かかりました。ただ、中身についてはその苦労を十二分に吹き飛ばすくらいスゴく、まさに書痴御用達の本であると断言します。


さて、新しい太陽の書の世界観について説明しますと、数万年後の遥か未来の地球が舞台です。太陽が冷めてきて、人類が衰退して久しく、かつては星間移動をできるほどの科学力をもっておりましたが、その技術と知識は失われ、魔法という形でかろうじて残っている状態です。SFなんだけど幻想的でファンタジー。科学なんだけど魔法。ただ、SF的な面は直接書かれていないので、普通に読むとファンタジー小説として読めます。

主人公のセヴェリアンは「真理と悔悟の探求者の結社」、通称「拷問者組合」に所属する見習いで、拷問から刑執行まで行なう、かなり変わった設定の主人公です。物語はこのセヴェリアンをめぐって進んで行き、最終的には・・・本を読んでください。


上にも書いたとおり、当初読んだときは一行一行が重たいので、非常に苦労しながら読み進んでいったものです。確か2冊目の調停者の鉤爪で、次のようなセリフがありました。


「魔法なんてこの世にないのさ。あるのは知識だけで、しかも少し隠されたのが」


これにはキタね。魔法についてのセリフでこれ以上のものにお目にかかったことはありません(この本の10年後に京極夏彦が同じようなこと書いてますが)。後にもスゴいセリフがオンパレードで、スゲエ、スゲエ言いながら全4冊読んでいきましたよ。


こちらのサイトによると、海外ではファンタジー本ランキングで指輪物語、ホビットの冒険に次いで新しい太陽の書が第三位にランクインされているそうです。
しかし、日本での知名度はえらく低いんですよね。長らく絶版になっていたという理由もあるんでしょうけど、なぜなんでしょうかねぇ。

あと、今年の8月あたりに待望の第五巻が登場するようです。ずっと未訳のままで読めなかったので、非常に楽しみです。




テーマ : 今日の一冊 - ジャンル : 本・雑誌

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