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【漫画】百物語:杉浦日向子

江戸時代の怪異のお話。

淡々としてて、滅茶苦茶面白いわけじゃない。中にはゾッととする話もあり、読んでてなんとも形容しがたい思いにとらわれる本。

一番心に残ったのがこのお話。


妻が無くなった後、夜な夜な妻の亡霊が現れる。正体を確認すべく、友人が泊まった。
幽霊が現れ、声をかけても反応しない。棒を投げてもすりぬけるだけ。
結局なんなのか分からずじまい。友人がいった。

「正体など見極める必要もあるまい。あれは、わからぬものなのだ」

友人の勧めに従って転居し、その後何事もなくなった。


わからぬもの。科学や合理主義の今の世、わからぬものが存在するのは我慢ならないもの。何でも分析して理解しようとする。
仮にわからないものがあっても、今はわからないだけといったスタンスを取る。

こういった世の中にすんでると、上のわからないもを放っておく姿が非常に新鮮だった。
同じ日本でも江戸とは遠くなったものよ。



テーマ : 今日の一冊 - ジャンル : 本・雑誌

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