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さよならMMO

MMOを始めて6年目。MMOに失望した。

 1

MMOのシステムは大きく分けると2種類ある。それは「永遠のレベル上げ」と「生活系」だ。

「永遠のレベル上げ」は経験値を稼いで、レベルやスキルをひらすら上げていくMMOシステムのこと。レアアイテムの剣や鎧など、より強いアイテムを目指してダンジョンを周ったりするのも同じ方向性だろう。
レベルを上げる目的は色々ある。国家間戦争に参加したり、あるいは単に自キャラを強くしたい、などなど。

「生活系」は、現実の実生活をそのままゲーム内に構築しているMMOシステムのこと。座ってチャットしたり、家を建てて住んだり、演奏したり聴いたり、などなど。

 2

レベル上げ系のMMOを初めてやったのがLineage。初のMMOでもあったので夢中になってやってた。基本的には狩りゲーだから、ひたすらレベル上げをしていた。そしてレベル上げ系MMOにうんざりしたのもコレ。当時の思考をちょっとトレースしてみた。


経験値を0.2%稼ぐのを1日あたりのノルマにするとXXダンジョンを1日5周しないといけない、それを1週間4回で10ヶ月後にレベル49になる。死ぬとデスペナで1週間分の経験値をロストする、狩りでは無理をしないで危なくなったらすぐ逃げるとしても回線切断されるとどうしようもない。局から遠くてADSLがブツブツ切れるから回線速度を落としても安定性を上げよ(以下略)


今、言葉にしてみると我ながらパラノイア的なものを感じる( ´ー`)
実際、プロバイダに電話して、本当に安定性を上げてもらったし。効果はイマイチだったけど。(そしてこれの為に光回線を引いてたり・・・)
結局本格的な廃人生活をする前にLineageを止めた。今でもその選択は正しかったと思ってる。
その経験を言葉にするとこうなる。


「レベル上げを手段ではなく目的にした時、廃人の道が開ける」


ストーリの続きを見るため、次のフィールドに行くためにレベル上げするのが手段。レベル上げの為にレベル上げするのが目的。ゲームに限らず、いつの間にか手段と目的はすり替わってしまうものだ。

 3

生活系MMOはシステム側から「道具」が用意される。その道具を使った遊び方は自分たちで考える。例えば公園の砂場みたいに。
実生活でやりにくいことをすぐに手軽にできるのがバーチャルなMMOたる強みだと思う。

自分で遊びを考えるのが面白いと感じるか、面倒くさい、何をしていいのかわからないと思うか。そこで生活系MMOの評価が分かれるのだろう。

 4

結局、ボクらは消費することに慣れきってしまって、自分で何か生み出すことを非常に軽視するようになった。そんな生活スタイルにどっぷりつかってしまって久しい。このことについてはあちこちで色々な言い方をされてる。
一番端的なのが宮崎駿氏へのインタビューかな。(こちらの記事)

普通にMMOを遊んでる人からすれば、お前は何をいってるのだと言われるだろうさ。
それもそのはず。例えていえば、娯楽がたくさん出てくる自動販売機みたいのがどこにでもあって、ボタンを押せばいくらでもガチャーンと遊びが手に入る時代なのに、なんで自分から遊び方を考えなきゃならないのかと。
Exactly!(その通りでございます!)

 5

前にも紹介したけど、MMOの祖にして、生活系の祖でもあるUOを創った、リチャード・ギャリオットの台詞にこんなのがある。


「ブリタニアの民よ、エンターテイナーたれ」(ブリタニアの民=プレイヤー)


この台詞は至言だと思う。

広義のエンターテイナーは、自分から主体的にゲームを楽しめて、その楽しさを周りの人へ表現、共有できる人のことだと思ってる。

自分が遊んできたMMOを見ると、Lineage以降、SWG、マビノギ、LOTROと、見事に生活系のMMOばかりだった。Lineageでレベル上げMMOが大キライになったんだなぁと、しみじみと思ってしまった。

さすがロードブリティッシュ。この世(MMO)の始めから既に道をお示しになられていた。
(-人-)

 6

日本の次世代MMOの期待のホープ、FF14は革新的なシステムは特に目指さないのだそうで。(ソースのインタビュー)

インタビューを読んで思ったのが、まず最初に言うべきことはFF11と違って、廃人コンテンツにはしないということだろうが。
まだ開発段階だから最終的にどういったものが出てくるのか分からないけど、現行FF11のシステムを変えないなら、ほぼ間違いなくレベル上げ系の廃人コンテンツになるだろうな。

今のMMOは、


プレイヤーのプレイ速度 > ゲーム開発者の開発速度


であり、遅かれ早かれプレイヤーはコンテンツを食べつくすのが必定となっている。月額固定でもアイテム課金でも、MMOはプレイヤーを確保し続けないと利益が出ないから、中毒性を持たせる。例えばエンドコンテンツとして、やたら手ごわいダンジョンと最上級の報酬などでプレイヤーを煽る。意地悪な言い方をすると、ハムスターのようにプレイヤーを永遠に回らせる。

コンテンツ切れの対処として、わざとプレイヤーを中毒にさせて永遠にレベル上げさせて客を確保する方法はもういい加減止めてほしい。


ネットゲー = 廃人育成機関 = 悪いもの


の公式が世間に出来て久しい。まるでWiiやNintendoDSが出る前の一昔前のコンシューマーゲームの評価だ。

いくら利益を上げたいからって、社会に対して害のあるものを垂れ流しにしてて良いのか?

 7

「知りながら害をなすな」

これは2500年前のギリシャの医者、ヒポクラテスの言葉だ。まあ、ドラッカーの受け売りなんだけど。

そのドラッカーが著書で繰り返しこう言っている。企業は社会に対して社会的責任を有すると。今風に言えば、CSRや企業倫理といったところか。

※CSR(Corporate Social Responsibility)= 企業の社会的責任

別に綺麗ごとでいってるわけじゃない。どういうことか。いまや社会に一番影響を与えているのは国家ではなく、企業であると。だから社会は企業に対して社会的責任、貢献を求める。


ゲーム業界がまだ小さかったころはよかったけど、だんだん大きくなってくると話が変わってきた。「ゲームばっかりやって、勉強しないザマス!」と世間のお母さん方にゲームが憎まれるようになった。果ては部屋に閉じこもって一人で黙々とやってるのがゲームになってしまった。

そんな社会に対して貢献どころか毒しか流してないんじゃ、世間でゲームバッシングが起きてあたりまえだろうが!自業自得だ。

だからWiiやNintendoDSの流れが登場したのは必然であると、わたしは思ってる。
『5歳から95歳まで』『お母さんを敵に回さない』『リビングにあっても邪魔にならない』


子供のころからゲームをやってて、ヌルいゲームでは満足できないわたしだが、ゲームマニアや廃人対象のゲームはもうメインストリームでなくていいと思ってる。傍流でかまわないし、そうあるべきだ。

MMOは現在のゲーム、さらに世間の流れを逆行している。思いっきり悪い方向へ。しかもとびっきり。

 8

ちょっとトーンダウン&話題変更。

レベル上げ系のMMOは上記の通りだけど、翻って生活系MMOの中毒性はどうなのか?

自分自身の経験に照らし合わせて見ると、ゲームにログインしないといけない切迫さは今まで感じたことはない。コンテンツはあったらやるってスタンスで、なければチャットか演奏をしてるだけだし。
(関係無いけど、チャットだけならメッセでタダでできるなとは思ってたけど・・・)

ただ、ギルドマスターは違った。これは生活系がどうのといった話ではなくて、ギルドはギルドマスターがいてこそと暗黙的に思われているから。だから今まで見てきたマスターはなるべくログインするように心がけていた。
別にマスターだけがギルドの責任を負う必要はないんだけどね。役割を明確化して責任を分散させるのが組織の役目の一つだから。それは組織論、リーダーシップの話になるから止めよう。

ギルドマスターの例は除いて、他のプレイヤーを見た限りでは絶対ログインしないと駄目だと切羽つまった人は周りにそんなにいなかった。
ただし、SNSや携帯メールにも中毒性があるくらいだから、人とのつながりやアバターの装飾品などで対抗心を煽られると生活系MMOでも中毒性が出る。

アバターの服に関しては、わたしも中毒レベルまではいかなかったけど、こだわった時期はあった。一時的な熱みたいなものだけどね。

 9

ゲームの「俺の屍を超えてゆけ」を作った、桝田省治というゲームデザイナーがいる。「俺の屍を超えてゆけ 公式指南書」(出版:エンターブレイン)の本でインタビューが載ってて、ゲーム内で意図的に現実に引き戻す工夫がしてあるのは何故か、といったやりとりをしている。


インタビュアー:作り手として、ユーザが現実の世界に戻りにくくなっているのを見て、「やった、ゲームの世界にハメてやった!」とか「どうだ、ハマるだろ?」とはおもわないものなんですか?
桝田:それじゃあ「何様だ!?」って感じだよな。いや、僕がシミュレーター(注:ゲームのこと)とかっていっても、そんなのしょせん「○○ごっこ」の域を出てないんだからさ。
イ:非現実を提供するのではなく、現実から欠けた「ちょっと」を埋めるんですね。だから、そのためには引き戻さなければならない?
桝:うん、ちょっとを埋めるだけで十分なんだよ。それに、もっとハメるためのテクニックっていうのは、いっぱいあるんだよ。でも、そんな部分にばっかり力を入れて、本気でやってもなぁ(笑)


ゲームデザイナーなのにゲームはおもちゃと言い切る人。当事者なのに一歩引いて冷静に見られるのは珍しいかも。

当時の桝田氏の歳に近づいて、やっと上の話に共感できるようになった。社会人になり、時間が無くて、RPGを1本クリアするのに1ヶ月以上かかるのがデフォルトになった。

夢中になれるものが仕事だったらいいんだけど、そうじゃない。それがゲームでもいいんだけど、24時間365日ゲームばっかりしたくない。ゲーム以外にもしたいことすべきことがたくさんある。ゲームは現実のスキマを埋める程度でいい。

9割方ろくなことがない現実だけど、どうしても現実と向き合わざるを得ない性分。あまり認めたくないけど、やっぱり現実が好きなんだろうさ。

 10

イナゴのように、コンテンツを食べつくしたら次のMMOへ移行するパターンはいい加減ウンザリした。

コンシューマーのゲームと違って、MMOでは人間関係や人脈が無いと楽しめない。それを移行先でまーた1から築くのも大変なのさ。まるで、2年に一回転職して職場を変えてるみたいな。別にそれが平気な人もいるんだろうけど、実生活とネット上両方でやるのは、わたしにゃしんどい。

だから、のんびりプレイできるMMOにずっと安住したいのだけど、その願いは結局かなわなかった。

受身で遊ぶだけのMMOはいずれ飽きるから、自由に自分で遊ぶ工夫のできるものがしたい。レベル系、生活系に問わず、中毒性のあるMMOはもうやりたくない。現実を侵食しない程度にのんびりゲームを嗜みたい。

これが6年間の結論か。

 11

その要望を叶えてくれる最後の手段が、SecondLifeなどのメタバースかもしれない。

※メタバース = 「ネット上に存在する3次元の仮想生活空間」

ちょっとあれこれ調べてみるつもりだけど、下の問いをポジティブに答えてくれるメタバースがあるのだろうか?


「MSNメッセやSkype、ブラウザで出来ないことをどれだけユーザに提供できているのか?」


なんでこんな問いをしているか?それはどっちも無料でできて、わざわざ有料のメタバースをやる必要がないから。
ざっと見た限りの直観ではNOか少ないと思った。


いずれにせよ要望を叶えてくれるMMOが無ければ、もうMMOはサヨナラだ。




テーマ : ロード・オブ・ザ・リングス オンライン - ジャンル : オンラインゲーム

コメント

No title

俺がINしてなかったからか!!

アドベンチャー付きチャット=MMO にどっぷり浸っておりますw

日本人って、『自由』が苦手なんじゃね?
好きに遊べ!!って感じのは、あんまり受けないよねぇ
こーやって遊んで、こんな隠し要素が!!みたいなのは、結構盛んな気がする

確かに

確かにそうかもね。
ゲームで、一本道なのは窮屈でイヤダ。さりとて自由度が高すぎるのも何していいのか分からないからイヤダ。適度に選択肢があって適度に誘導してくれるのがいい。
なんかこうやって書いてみると、消費者ってワガママだよなあと思った。(´・ω・`)

あと、LOTROの旧ブログの方に打ち上げイベントの書いたんで。パーッと遊べればいいなあと。
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