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ドストエフスキーと貧乏

罪と罰を再々読。

新潮、岩波と読んで、今回は光文社。

ドフトエフスキーは読んでると気持ちが暗くなっていく。読むとその日、気が滅入ってしょうがなくなる。朝の通勤時に読むもんじゃないね!
地下室の手記が一番酷かった。読んだあと世界一暗い小説と認定した。数日暗い気分ですごしたさ。

なんで暗いかって、なんといっても登場人物がことごとく貧乏だから。主要人物の8割くらい。罪と罰って、宗教的救済で有名だけど、同時に貧乏小説でもあるな、というのが今回の発見。

一巻の解説に、ドストエフスキーの小説はお金について細々書かれて、現実的なインパクトを与えてるってあった。確かに酒が三十コペイカだの、郵便代が三コペイカだの、ドストエフスキーはいちいち物の値段を書いている。
これって小説では結構珍しいかも。普通は食事代を払った、とか表現して金額まで書かない。だからラスコリニコフが少ない所持金から身を切るようにお金を払ってる姿が生々しくなってるんだな。


冒頭のマルメラードフの「貧乏は悪徳ではないが、極貧は悪徳だ」ってセリフ、2回目でも印象に残ってたけど、やっぱり今回も印象に残った。

貧乏って「今月はお金無いから、スタバは止めてドトールにしよ♪」とかそういうレベルじゃないから。
食べ物が無くて、着る服もまともに無く、住む所も酷い。腹が減ってイライラして、いつもお互い罵り合っては喧嘩してばかり。そんな不幸な人ばかり出てきて、痛々しくて暗くなるって次第。

お金が無いってそういうことですよ。

「衣食足りて礼節を知る」って真実だと思う。清貧なんてよほど精神力がないとできないって。誰かか言ってた、「お金で幸福は買えないかもしれないけど、不幸はかなり防げる」
いやーホントにお金は大事だよー。

1860年代のロシアの話だけど、実はやがてくる日本の未来の姿なのかもしれないと思ってしまった。

テーマ : 今日の一冊 - ジャンル : 本・雑誌

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